今回は、今さらではありますが、『福音鈴』についてのお話です。
◆そもそも『福音鈴』とは?
弊社の主力商品、『福音鈴』について、少しお話をしていきます。
この商品が誕生するきっかけとなったのは、数年前まで話がさかのぼります。
新規事業として商品を検討していたとき、最初のキーワードとなったのが、
数年後に東京五輪を控え、増え続ける外国人観光客、インバウンド需要に備えた『和雑貨』、
日本の伝統的なもの、流行廃りがなく、普遍的なものとして『縁起物』という2つのテーマでした。
このテーマをもとに作られたのが、はじまりです。
そして、水琴鈴と構造上は同じなのですが、水琴鈴という名称はあえて使わず、
縁起物をモチーフとした鈴『福音鈴(ふくいんすず)』とし、現在に至ります。
『福音鈴』は弊社の登録商標です。
◆想いを伝えるギフト
製作するにあたり、単なるお土産品ではなく、「想いを伝えるギフト」という言葉を掲げました。
『想い』というのは、誰かにお土産として買っていくとして、必ずその人をイメージすると思います。
適当に何かを買って、適当に誰かに渡せばいいやとはならないはずです。
そこで、『福音鈴』に7色のカラーバリエーションを持たせ、
それぞれに縁起物×カラーというメッセージ性のある意味合いをつけることにしました。
例えば、受験を控えている子供へのお土産として、瑠璃色のだるま、
おじいちゃんやおばあちゃんに渡すギフトとして、若草色のだるま、というような感じです。
たかが鈴ひとつでも、そこに『想い』を伝えることはできると思います。
次に『ギフト』というのは、贈り物すなわち商品でいうパッケージです。
一般的に、キーホルダーや根付などの商品は、ヘッダーのみ、もしくは簡単なOPP袋での販売です。
製作の都合で考えますと、その方がコストとしても安価ですし、とても簡単です。
それが当たり前と言われれば、その通りなのですが、『ギフト』として考えた時に疑問が残りました。
そこで、『福音鈴』では1つ1つPETケースによる個装にこだわり、採用することにしました。
しかし、当初はお客様からは受け入れられず、不要だとか、その分安くしてという声も多くありました。
当然、その声を受けて悩むこともありましたが、今ではケースに入っているから販売しやすいとか、
価格は気にならないという声もいただき、多くの皆様に支持されております。
◆販路の拡大を目指して
1から商品化を進めて、最終的に販売開始に至るまでには、1年近くの期間を要しました。
現在では、累計で10万個以上の販売をさせていただくまでになりました。
それに加えて、日本国外への販売やお客様のオリジナル鈴のご依頼もいただいております。
しかし、日本国内でもごく一部の方々にしかご紹介できておりません。
更なる販路拡大を目指して、『福音鈴』を知って頂くことが出来るように取り組んでいきたいと思います。
お店に違う商材を並べたいという方、是非一度ご検討ください。