今回は、なぜ癒しの音色と呼ばれるのかについてお話します。
◆なぜ癒やされると感じるのか?
展示会等の様々な場面で、福音鈴の音を響かせるとそれを聞いたお客様から
「癒やされる」とか「癒しの音色ですね」といっていただくことが多くあります。
たしかに弊社でも「癒しの音色」という表現をしていますが。
あるとき、ふとそのことを考えて、なぜ癒やされると感じるのか?何がそうさせるのか?
素人ながらに少し調べてみたことがあります。
おそらく周波数だろうということは想像できましたが、これをどうやって紐付けていくのか。
色々と調べてみると、精密な音響測定(周波数)を行うにはとてもハードルが高いことが分かりました。
それはそうです。いっても鈴1個だけの話ですから。
◆周波数を調べてみたら
ネット検索で調べる程度しかできないかなと思っていたとき、ある取引先のことを思い出しました。
この会社は、高品質のスピーカーを製作しており、いわば音響に関するプロです。
連絡をしてみたところ、周波数の測定はできるということで早速お願いしました。
結果、鈴は原音以外にも複数の倍音が重なっているので、単一ではないものの
一番高いところで30000ヘルツ以上の数値は出ているとのことでした。
この30000ヘルツ以上というのは、超高音域といわれ人が耳で聞くことができない領域です。
実は、超高音域を含む音と含まれていない音をそれぞれの部屋にいる人に聞かせた場合、
人体の脳波にどう影響を与えているのかという実験の結果があるそうです。
結果は、超高音域を聞かせた人のアルファ波の値が明らかに高いことが分かりました。
アルファ波とは、心身がリラックスしたときに引き出される脳波です。
すなわち、よりリラックスした状態であることが言えます。
◆自然に感じること
しかし、疑問が残ります。超高音域は、人の耳では聞くことのできない領域なはずです。
ここにひとつの見解があります。聞いているのではなく、感覚的に感じ取っているということです。
例えば、滝の水しぶきはマイナスイオンがいっぱいで癒やされるなんてことを耳にしますが、
実際にマイナスイオンが目に見えているわけではありません。
「癒やされる」と感じているのです。
このように、「福音鈴」の超高音域を奏でる音色で、「癒やされる」といえるのではないでしょうか。
もちろん、科学的な根拠として証明されているものはありませんが、
ひとりでも多くの皆様に「癒やされる」と感じていただけたら嬉しく思います。